車の購入を検討している人にとって、一番重要となってくるのが購入の予算です。
当然車種やグレードなどによって大きく変わる車の予算ですが、
- 憧れの車に乗りたいけど自分の年収で買っちゃっても大丈夫かな?
- 他の人はどれくらいの予算で購入しているのかな?
- そもそも車を持っているだけでかかるお金ってどれくらいなのかな?
なんて疑問に思う人も多いのではないでしょうか!
そこで今回はサラリーマンが車を購入する際の平均予算や、車にかかる維持費の平均額などを徹底的に調査してみました!
車の購入を検討している人はぜひご覧ください!
だいちゃん
えのやん!
目次
サラリーマンが車にかける費用の平均額は?
マイホームの次に大きな買いもといえる自動車の購入ですが、サラリーマンの車にかける平均的な金額はいくらくらいなのでしょうか。
サラリーマンではなくとも車の購入の前には購入後どのような費用が掛かるかは把握しておいた方が良いでしょう。
自動車には税金・メンテナンスの費用の他にも実に様々な費用が掛かってきて、合わせてみると意外と高額になったりもしますので、注意してみてください。
自動車ローン
自動車を購入する際に購入方法として一番選ばれるのが、やはり自動車ローンです。
自動車ローンの平均額は3万円から5万円といわれています。
ただ、車種・借入期間・頭金などの条件でその金額は大きく変わりますので、購入の足は慎重に検討し無理のない返済計画を立てる良いでしょう。
ガソリン代
車を走らせるためには、当然燃料となるガソリンが必要となります。
一般的な毎月のガソリンなどの燃料費は、約15,000円程度といわれています。
一昔前まではレギュラーガソリン1リットル90円台なんて頃もありましたが、現在は150円ほどまで値上がっており、今後の国際情勢によってはさらに上がる可能性もあります。
そこで注目したいのが電気自動車やガソリンと電気で走るハイブリッド車です。
ハイブリッド車に関しては、通常のガソリン車に比べて数倍程度の走行距離が出るので燃料代を半分程度に抑えることができます。
ただ、車両本体の価格がガソリン車に比べると高額になる傾向があるので、バランスを見て判断したほうが良いでしょう。
電気自動車に関してはその名の通り電気で走る車ですので電気代はかかるものの、ガソリンなどの燃料は不要です。
費用としても電気自動車のほうがガソリン車よりも安く済む傾向にありますが、ハイブリッド車同様車両価格が高額になる傾向があります。
保管場所の費用
一軒家にお住まいで駐車場がある方には不要な費用となりますが、マンションや賃貸にお住いの場合は、車の保管場所の確保は必ず必要となります。
こちらも住む場所によって大きく金額は変わりますが、都内では2万~3万円、郊外でも1万円前後は掛かる費用です。
自動車保険
自動車保険には自賠責保険といって車検時に強制的に加入させられる保険と、それぞれの判断で加入する任意保険があります。
自賠責保険の場合自家用車1年分で約15,000円程度かかってきます。
一方任意保険に関しては、年齢や車種や車両保険の有無などによっても大きく金額は変わってきます。
- 20代前半:280,000円
- 20代後半:130,000円
- 30代:100,000円
- 40代:75,000円
40歳ごろまでは若い方が事故のリスクが高いといわれているのと、若い方の場合は等級が進んでいないのでかなり高額になる傾向があるようです。
自動車税
自動車税は、用途・定員・排気量によって金額が定められていています。
毎年4月1日時点に所有または使用している人に対して納付書が郵送で送られてきて、5月31日までに納付をしなければなりません。
自家用車で一般的なタイプの自動車であれば、年間25,000円程度の税金がかかってきます。
ただ、自動車税に関しては自然環境に保護に適応している車ほど安くなる傾向にあるので、税金を安く納めたい場合はそういった車を選択るすると良いでしょう。
車検・点検
日本の法律では、自動車は法定点検と車両検査を受けることが義務付けられています。
法定点検とは、12カ月及び24カ月に1度受けなければならない点検で、車が安全に走行することができるかを総合的に点検していきます。
費用は車種にもよりますが、1万円から2万円程度といわれています。
車両検査とは、新車で3年それ以外は2年に1回受けなければならない検査で、安全面に加えて、環境面が国などが定めた基準をクリアしているか検査する制度です。
費用は自動車重量税や自賠責保険料も同時に徴収されるので、検査手数料などと合わせて基本10万円程度必要とされています。
ただ、車検の時に消耗品など検査とは関係ない部分の整備も行う人が多いため、車検の費用と合わせて15万~20万円程度掛かることが多いようです。
だいちゃん
えのやん!
サラリーマンの車購入の平均予算は?
まず車のおすすめを見ていく前に、サラリーマンが車を購入する際の平均予算を見ていきましょう!
全国の新車購入予算の平均額は、およそ170万円となっています。
現在サラリーマンの平均年収が約420万円で、自動車購入予算の目安は年収の半分程度といわれているので、全体的には目安よりも低い金額で購入されているようです。
ちなみに自動車のグレードで言うと、コンパクトカーやミドルグレードのセダン辺りが購入可能なラインナップとなります。
また、トヨタやホンダなど国内主要自動車メーカーも、200万弱辺りでの車種ラインナップが豊富となっていて、この価格帯でも十分自分好みの車を見つけることは可能と言えます。
だいちゃん
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サラリーマンが車を購入するなら新車?中古車?
サラリーマンが車を購入する際、迷うのが新車にするか中古車にするかと言うことですよね。
新車、中古車それぞれメリット・デメリットがありますので、良く確認してから決定するようにしましょう。
新車のメリット・デメリット
新車を購入するメリットは、
- 新しいこだわりの車に乗れる
- 安心して長期的に乗れる
- 優れた性能の車に乗れる
- 自分好みにカスタマイズ出来る
など、車好きのサラリーマンにとっては新車はメリットが多いように感じます。
一方、新車を購入するデメリットは、
- 価格が高い
- 自動車保険料が高額
- 納車まで時間がかかる
- 下取りに出す際の売却金額が下落する
など、若いサラリーマンにとっては金銭的痛手が大きいことが特徴です。
中古車のメリット・デメリット
中古車を購入するメリットは、
- 価格が安い
- 納車までが早い
- 自動車保険料が安くなる
- こだわりの古いモデルを購入出来る
など、中古車ならではの金銭的な部分のメリットが多いと言えます。
一方、中古車を購入するデメリットは、
- 中古車のコンディションに差が出る
- 修理代がかかる場合がある
- 車探しに手間がかかる
- 購入可能な中古車に限りがある
など、車両本体に関するデメリットが見受けられます。
車を購入する際には、これらのメリットやデメリットを踏まえ、自分の中で重視するポイントを押さえておき、新車にするのか中古車にするのかを良く考えて購入して下さいね。
だいちゃん
えのやん!
年収別おすすめ車種と購入平均予算
先程前述した通り、車には車両本体の他にも実に多くの費用が掛かってきており、月々にならすと3万円から5万円程度の費用が掛かってきます。
それに加えてほとんどの人はローンを組んで購入するので、自動車を持つということはかなりの費用が掛かるということになります。
家庭環境によっても変わってきますが、一般的には年収の半分程度の金額の車が良いといわれていて、この基準よりも高い基準で車を購入する場合は生活費などうまくやりくりしなければならなくなってしまいます。
それでは年収によってどんな車がおすすめなのか見ていきましょう!
サラリーマン年収200万円以下
年収200万円以下の場合、年収の半分程度という基準は正直厳しいでしょう。
無理をしてでも新車を購入したいという方であれば軽自動車が購入検討もできますが、最近軽自動車は昔に比べて価格が上昇してきている傾向にあります。
無理をしない範囲での検討ということであれば中古車を購入することをお勧めします。
[box02 title=”年収200万円の人におすすめの車種”]中古自動車 一択
[/box02]サラリーマン年収300万円程度
年収300万円程度の方の新車購入の価格基準は150万円程度となり、軽自動車やコンパクトカーなど様々な選択肢が広がります。
軽自動車であればスズキの『ワゴンR』が人気で、コンパクトカーであればトヨタ『ヴィッツ』かホンダの『FIT』等が良いでしょう。
ただ、新車に乗りたい気持ちも出てくると思いますが、中古車を選択することにより選べる車種は大きく広がりますので、中古車を検討するのもよいと思います。
[box02 title=”年収300万円の人におすすめの車種”]軽自動車 : スズキ『ワゴンR』
コンパクトカー : トヨタ『ビッツ』
コンパクトカー : ホンダ『FIT』
中古車で車種の選択枠を広げる
[/box02]サラリーマン年収400万円程度
年収400万程度の方の新車購入の価格基準は200万程度となり、セダン型やコンパクトタイプのSUV等の選択枠が増えてきます。
セダンタイプであればトヨタ『アリオン』やホンダ『グレイス』、コンパクトSUVであればトヨタ『CH-R』やホンダ『ヴェゼル』等がおススメです。
もし中古車が検討できるようであれば、この辺りからステーションワゴンやミニバンなんかも検討が可能になります。
[box02 title=”年収400万円の人におすすめの車種”]
セダンタイプ : トヨタ『アリオン』
セダンタイプ : ホンダ『グレイス』
コンパクトSUV : トヨタ『CH-R』
コンパクトSUV : ホンダ『ヴェゼル』
中古車 : ミニバン等
[/box02]サラリーマン年収600万円程度
年収600万程度の方の新車購入の価格基準は300万程度となり、新車のミニバンやハイブリットカーなども検討に入ってきます。
ミニバンであれば、トヨタ『VOXY』やホンダ『ステップワゴン』、ハイブリットであれば、トヨタ『プリウス』等がおすすめです。
マツダの人気車種『CX5』も予算的には購入が可能です。
[box02 title=”年収600万円の人におすすめの車種”]ミニバン : トヨタ『VOXY』
ミニバン : ホンダ『ステップワゴン』
ハイブリッド : トヨタ『プリウス』
SUV : マツダ『CX5』
[/box02]サラリーマン年収800万円程度
年収800万程度の方の新車購入の価格基準は400万程度となり、高級ミニバンやグレードの高いセダンなどが購入検討に入ってきます。
ミニバンであればトヨタの人気車種『アルファード』『ヴェルファイア』、ハイグレードセダンであればトヨタの『クラウン』等がおすすめです。
また、MINI等少し維持費が高くなりますが、おしゃれな外車を検討しても良いでしょう。
[box02 title=”年収800万円の人におすすめの車種”]高級ミニバン : トヨタ『アルファード』
高級ミニバン : トヨタ『ヴェルファイア』
ハイグレードセダン: トヨタ『マークX』
おしゃれな外車 : MINIシリーズ
[/box02]サラリーマン年収1000万円以上
年収1000万程度の方の新車購入の価格基準は500万以上となり、レクサスやベンツなどといった高級車といわれる車も購入検討に入ってきます。
レクサスで人気の『RX』やベンツ『Cクラス』などがおすすめです。
[box02 title=”年収1000万円の人におすすめの車種”]レクサス : 『RX』
ベンツ : 『Cクラス』
[/box02]だいちゃん
えのやん!
社会人にふさわしい車とは?通勤に適さない車はこれ!
サラリーマンにふさわしい車、またはふさわしくない車とはどう言ったものでしょうか?
特に車通勤をしている場合は、通勤で悪目立ちしてしまうことのないように気を付けたいところですよね。
- 改造車
- 痛車
- あまりにも古すぎる中古車
- 高級スーパーカー
- 整備不良や手入れ不足の車
- トラックなど乗用車以外の車
ある一定の地位にいるサラリーマンの方であれば、これらの車でも問題ないかもしれませんが、新社会人で車の購入を検討している方は気を付けてもらいたいポイントになります。
入社したばかりで自分への評価が定まらないうちに、上司から乗っている車で判断されることがあったら残念、と言う理由からこれらの車は避けた方が無難だと思います。
まずは、職場の他の方々がどのような車種に乗っているのかを確認しておくと良いでしょう。
もちろん車の購入は好き好きですので、「どうしてもこれが良い!」と強いこだわりがあるようであればそれは個人の自由です。
また、車通勤であれば、急に上司や取引先の方を営業車ではなく、自分の車に乗せる機会があるかもしれません。
常に、車内の清掃や洗車、車両整備は怠らないようにしたいですね。
だいちゃん
えのやん!
予算内で車を購入するテクニック
サラリーマンの年収に合わせた予算で車を購入する際には、4つテクニックがあるのでご紹介したいと思います。
- 車両値引きの交渉
- オプション値引きの交渉
- 低金利ローンを利用
- 今乗っている車を買取
これらを念頭に置いて、ディーラーの営業マンと話し合いをしてみましょう。
交渉の余地はあると思いますよ!
サラリーマンが高級車を持つためには?
男ならだれもが憧れるレクサスやベンツやポルシェなどの高級車、街中で走る姿を見ると目が釘付けになってしまったりもしますよね。
では、そんな高級車を持つためには果たしてどれくらいの燃種が必要なのでしょうか?
やはり高級車といわれる車の価格1000万~1500万円が主力のようですが、高級車になると保険や税金なども高くなる傾向にあり、年間維持費も100万を越してしまいます。
上記のようなことを考えても、このような高級車を持つためには最低でも年収で2000万円以上ないと維持していくのは厳しいと考えられます。
だいちゃん
えのやん!
参考:サラリーマンのオススメ税金対策は?年収1000万以上のやるべき対策
車が節税になるってホント?
サラリーマンで車を経費にする方法ですが、かなり限られた条件であれば可能です。
その限られた条件とは、副業を行っているサラリーマンが副業で得た報酬を事業所得として申告をする必要があります。
事業所得として申告ができると、今まで使用していた自動車はその事業に使った分の割合を減価償却から計算して、経費として計上することができます。
当然ガソリン代などの燃料費や自動車税に自動車保険なども、事業で使った割合の分経費として計上することができるのです。
これまで給与所得から垂れ流しだった自動車や維持費などの費用も、副業を事業所得化することにより『損益通算』できるようになり、結果節税につながるというわけです。
だいちゃん
えのやん!
参考:サラリーマンの確定申告でスーツ代は必要経費にできるの?経費にできる費用とは?
サラリーマンの車購入平均予算まとめ
今回は、サラリーマンの車購入の平均予算をご紹介しました。
一般的には年収の半分くらが良いといわれている自動車の購入価格ではありますが、本当に車好きで他にお金を使わないなんて方は少し上のランクを検討してもよいかもしれません。
ただ、ご紹介した通り車には必ず維持費がかかってきます。
車を持たなければもっと生活が豊かだったのに…なんてことにならないように、購入の際には収入とのバランスをよく検討してくださいね!
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。