一昔前の日本では大学に行って企業に就職する流れが大半を占めていましたが、最近は『自営業』『フリーランス』『個人事業主』など様々な働き方ができるようになりました。
昔よりも気軽に自営業などに挑戦できるようになったとは言え、物事にはメリットデメリットがあります。
この記事では『自営業』『フリーランス』『個人事業主』ならではのメリットデメリットを見ていきたいと思います!
記事の後半では自営業に向いている人と向いていない人の特徴も解説しているので、ご自身と照らし合わせながらご覧ください。
- 自営業とサラリーマンどっちがいいの?
- 自営業に挑戦したいけど、向いているかわからない
- 自営業の良さがわからない
こんな悩みを抱えている方は是非参考にしてくださいね!
だいちゃん
えのやん!
自営業のメリットデメリット
サラリーマンに比べて自由なライフスタイルを手に入れることのできる自営業ですが、自由とは裏腹に実に様々なリスクを背負っていかなければなりません。
ここでは自営業者のメリットとデメリットを見ていきましょう!
自営業のメリット
まずは、自営業ならではのメリットを見ていきましょう!
大きなメリットは以下の4つです。
メリット1:自由な労働時間
自営業やフリーランスの一番のメリットはやはり働き方が自由だという点です。
サラリーマンのように決まった時間に出社する必要はないので、朝の満員電車にあえて乗る必要もないですし、自分のペースで仕事を行うことができます。
ただ、収入基盤を作るのはとっても大変です。それまでの間はサラリーマンよりも厳しい環境になってしまうこともあります。
えのやん!
メリット2:頑張った分は全部自分の収入
自営業やフリーランスは仕事の為に使った時間はすべて自分の収入に返ってきます。
つまり『仕事の時間=自分の資産構築のための時間』とすることができるということです。
逆にサラリーマンは『仕事の時間=会社の資産構築のための時間』となります。
自営業やフリーランスは、効率の良い働き方を行えれば、その分収入として返ってきますし、そこで築いた資産はすべて自分の物となります。
えのやん!
メリット3:ライフスタイルが自由自在
自営業やフリーランスの方は『ライフワークバランス』を自由自在に操ることができます。
家族構成や生活環境によって、収入や仕事量をコントロールしたりすることができます。
独身の時にはがむしゃらに働いたり、結婚して子育てが忙しい時には仕事量をセーブしたりすることもできるのです。
えのやん!
メリット4:人間関係の悩みを減らせる
人の悩みの9割は人間関係によるものともいわれています。
特にサラリーマンの場合は会社仲間とは毎日顔を合わせる訳ですから、嫌いな上司や鼻につく部下でもうまく付き合っていかなければなりません。
しかし、自営業やフリーランスの場合は、付き合う相手を自分で自由に決められます。
だいちゃん
えのやん!
自営業のデメリット
自営業のメリットは自由なライフスタイルや金銭的なことが多いようでしたが、ではデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
デメリット1:収入0のリスク
自営業やフリーランスの場合は収入は青天井ではありますが、その反面収入が0になってしまう可能性があります。
サラリーマンは失敗しても会社で給与が保証されいますが、自営業やフリーランスの場合は責任もすべて自分に降りかかってしまうので、収入が0になってしまいます。
えのやん!
デメリット2:誰も教えてくれない
サラリーマンの場合は会社によって必要な教育が行われます。
会社にとって社員教育は会社の業績に大きく影響がありますので当然といったら当然ですが、教育を受けている期間も給与がもらえるのです。
しかし自営業やフリーランスの場合は、自らすべてを学ばなければなりません。
仕事に関わる知識やノウハウから、経営の勉強など実に様々なことを学ぶ必要があるのです。
えのやん!
デメリット3:社会的信用はゼロ
日本人の悪い特性として少数派は変わり者で多数派が偉いという風潮があります。
日本の労働人口の90%がサラリーマンであることから、会社に雇われて働くことが普通な事であり、自営業やフリーランスは変わり者とみられてしまうことがあるのです。
そういった偏見に加えて、いつ収入が0になるかわからない自営業者では銀行などからの借り入れはかなり難しいのです。
えのやん!
参考:サラリーマンのローン平均額は?借りられる限界はいくらなの?
デメリット4:社会保険料は全て負担する必要がある
社会保険料とは以下の5種類を指します。
- 雇用保険
- 医療保険
- 年金保険
- 労災保険
- 介護保険
この保険は個人は必ず入らなければならない強制加入の保険となっています。
この強制加入の保険ですが、サラリーマンであれば半額負担程度ですが、自営業やフリーランスでは全額を負担する必要があります。
ちなみに月収35万円程度の人の強制保険の金額は月額およそ8万5000円程度になります。
えのやん!
デメリット5:福利厚生を受けられない
一般的な福利厚生はこちらのようなものがあります。
- 健康診断
- 育児・介護休暇
- 有給休暇
- その他
サラリーマンであればこういった福利厚生を受ける事ができますが、自営業やフリーランスには福利厚生は存在しません。
デメリット6:税金などの管理を自分で行う必要がある
サラリーマンであれば税金などを会社が滞りなく管理してくれています。
しかし、自営業やフリーランス『確定申告』『納税』『保険の加入』などはすべて自分で手続きをする必要があり、実際にとても面倒くさい作業となります。
だいちゃん
えのやん!
えのやん!
自営業に向いている人の特徴
次に、自営業に向いている人の特徴をご紹介します。
サラリーマンはある程度、誰でもなれる傾向にありますが、自営業は向き不向きがはっきりしています。
ご自身が自営業に向いているか照らし合わせながらご覧ください。
特徴1:決断力がある
自営業は自由度が高いです。それは逆に言えば全て自分で決断する必要があるということです。
「商品やサービス」や「今後の方針」など大きなことから些細なことまで全て自分で決断しなければなりません。
自営業で生きていくためには、適切なタイミングで適切な決断ができるスキルが必要不可欠です。
特徴2:向上心がある
今の時代の流れは非常に移り変わりが激しいです。常にスキルアップを目指して勉強して成長しなければ、すぐに通用しなくなります。
どんな時でも学ぶ姿勢を忘れず、果敢に挑戦できるような向上心がある人は自営業に向いていると言えます。
特徴3:他責にしない
自営業を続けていけば社員や外注に仕事を振った結果、失敗する事も出てくることでしょう。
その時に、「自分にも落ち度があった」と自責思考ができる人は自営業に向いています。
失敗した時に、何がいけなかったのか自己分析を行い、同じミスを繰り返さないようにすることで自己成長に繋がります。
特徴4:専門スキルや営業力がある
代金も貰う以上、プロとして仕事を請け負うだけのスキルは欠かせません。
特に自営業は企業と比べると信用がないので、その分スキルで差別化する必要も出てきます。
また、専門スキルと同じくらい営業力も必要です。
どれだけ素晴らしいスキルを持っていても、誰もその存在をしらなければ受注することはできません。
十分な専門スキルと営業力の両方を兼ね備えている人が自営業に向いていると言えます。
自営業に向いていない人の特徴
特徴1:責任感が弱い
自営業は自由とは言え仕事に関することは、責任を持ってしっかりと行う必要があります。
仕事のクオリティや納期などを疎かにする人は周囲からの信頼を失い、仕事がなくなっていきます。
特徴2:情報収集能力が低い
自営業は常に新しい情報を取り入れ、仕事に活かす必要があります。
今の世の中は進歩が速いので、時代に置いて行かれないように自分をアップデートし続けることは自営業として生きていくには欠かせません。
人脈やSNSを利用して積極的に情報を収集しましょう。
特徴3:行動力がない
サラリーマンであれば仕事に必要なことは全て用意してくれますが、自営業はそういう訳にはいきません。
仕事を取ってくることから納品まで、全て自分の行動で結果が変わります。
どんなことにも、即行動できるくらいのモチベーションと体力が自営業には必要です。
自営業メリットデメリットまとめ
自営業のメリットは、やはり自由なライフスタイルと青天井の収入の部分が大きいようです。
自営業に興味がある人は、お伝えしたメリットデメリットを把握した上で、自分に向いているのかを考慮する必要があります。
慎重に検討した上でご自身にあっている生き方を選ぶ事が大切です。
えのやん!