毎月『あっという間にお小遣いがなくなっていく』と思っているサラリーマンは多いですよね。
僕も実際にサラリーマンの頃は、お小遣いの具体的な金額は決めていなかったものの、月に使える金額は限られていました。
おそらく自分のこの金額は平均的なのか、ほかの家庭や何に使っているのかと誰もがきになるところ。
そこで今回はサラリーマンのお小遣いの平均金額や使い道、管理やまかない方についてご紹介します。
だいちゃん
えのやん!
目次
サラリーマンのお小遣いの平均金額
2007年 | 46736円 |
2009年 | 45775円 |
2010年 | 41910円 |
2011年 | 38855円 |
2012年 | 39756円 |
2013年 | 38457円 |
2014年 | 39572円、36712円 |
2015年 | 37642円、34468円 |
2016年 | 37873円、33502円 |
2017年 | 37428円、33951円 |
2018年 | 39846円、34854円 |
2019年 | 36747円、33269円 |
※2014年からは女性の平均額も表示!青は男性でピンクが女性になっています。
新生銀行グループの『2019年サラリーマンのお小遣い調査』によると、サラリーマンのお小遣い平均金額は37,428円となり前年よりも445円のマイナスでした。
これは1979年に開始されたサラリーマンのお小遣い調査の中で、過去2番目に低い金額です。
この数字を見て、『うちより多いな』と思う方もいると思いますが、これは子供がいる世帯も独身の世帯も、また年齢も20代~50代まですべての方を含んだ平均。
そのため実は以下のように新生銀行グループの詳細データを見ていくとそうでもないという現実が見えてきました。
サラリーマン月のお小遣い年齢別平均金額
20代:35,377円
30代:34,785円
40代:35,475円
50代:44,040円
サラリーマンのひと月のお小遣いを年代別に見てみると、20代から40代は3万円台半ばであるのに対し、50代だけが4万円台となっています。
サラリーマンのお小遣いの平均金額は50代の方が引き上げており、実際には20代から40代までと、ほとんどの方が平均に満たないというなかなか厳しい現実であることが数字からも見えてきました。
サラリーマンのお小遣いライフステージ別の平均金額
独身:43,716円
共働きで子供がいる:30,023円
専業主婦で子供がいる:32,939円
共働きで子供がいない:40,693円
専業主婦で子供がいない:29,860円
ライフステージ別に見てみると、サラリーマンで独身の方と、共働きで子供がいない世帯ではどちらも4万円超えで、全体のうちで高めの水準です。
妻も働いていて子供がいないうちは、独身並みのお小遣いですから自由度がわかりますね。
いっぽう子供がいる世帯では、共働き・専業主婦ともに3万円で、実は専業主婦で子供がいない世帯よりやや多めの金額ですが同程度の水準でした。
サラリーマンのお小遣い子供の年齢別平均金額
未就学児のみ:25,828円
未就学児と小学生:27,777円
小学生のみ:23,638円
小学生と中高生:34,824円
中高生のみ:31,492円
中高生と大学生:27,000円
大学生のみ:50,167円
大学生と社会人:42,172円
子供の年齢別に見てみると、小学生以下の子供がいる世帯ではいずれも2万円台となっており、サラリーマン自身の年齢が30代が多いと考えられるため、その年代の給与に対し、子育てにかかる費用の負担が大きいことが考えられますね。
中高生の子供がいる世帯ではサラリーマンの方の年齢とともに給与も上がってくるのもあって、3万円台に上がりますが、中高生から大学生の子供になるとまた2万円台に減っています。
子供がいる世帯で唯一5万円台という高いお小遣い金額だったのは、大学生の子供のみの世帯だけで、大学までの学費・教育費もまた、負担が多くなることが見えてきます。
サラリーマンのお小遣いの使い道
第1位:昼食代(51.2%)必要とする額10,637円
第2位:趣味(28.2%)必要とする額12,249円
第3位:飲み代(28.1%)必要とする額6,439円
第4位:携帯電話料金( 26.6%)必要とする額8,669円
第5位:車関係・ガソリン代など(22.4%)必要とする額8,262円
第6位:雑誌・書籍(17.5%)必要とする額4,121円
第7位:喫茶 (13.4%)必要とする額3,714円
第8位:身だしなみ(13.1%)必要とする額3,062円
第9位:遊興費(12.3%)必要とする額13,401円
そんな中サラリーマンの皆さんはどんなことにお小遣いを使っているのかというと、好きなことができるよう日々がんばっているとは思いますが、実際に趣味に使えている割合は第2位で、トップと大きく差が開きましたね!
だいちゃん
えのやん!
食事関連はお小遣いと別にしているケースもありますが、お小遣いからやりくりしている方が多いようですね!
お小遣い使い道の昼食代一日平均金額
お小遣いの使い道第1位となった昼食代ですが、一日の昼食代の平均は590円でした。
年代別に見てみましょう。
20代:593円
30代:553円
40代:582円
50代:633円
ここでも50代のサラリーマンの方だけが600円台と差が出ました。
1回の金額だと100円程度の違いは少なく感じますが、これが3カ月続くと約1万円近くの差が出てきますから、1年間では?と考えると昼食代もあなどれません。
そうなると、先述したひと月分の昼食代として必要としている金額と同等ぶんが節約できるので、この差は積み重なると非常に大きいのです。
お小遣い使い道の飲み代1回の平均金額
仕事終わりに飲みに行く人は40.7%、自宅で飲む人は32.4%、飲まない人は26.9%でした。
お酒を飲む人の飲み代の平均は全体で5,286円でしたが、年代別に見てみると下記のとおりです。
20代:4,501円(自宅2,215円)
30代:4,949円(自宅2,459円)
40代:4,750円(自宅2,168円)
50代:7,349円(自宅3,396円)
20代から40代にかけて飲み代は、外と自宅を合わせても7000円前後ですが、50代だけが外だけで7,349円、自宅と合わせると1万円以上と飛びぬけていました。
50代になると給与も若い世代より高くなることや、後輩のほうが多くなるのでその影響、コミュニケーションのひとつとしての飲む機会が多いということもあるのでしょう。
サラリーマンのお小遣い管理状況
家庭に全額 | 家庭に一定額 | 一定額を残し残り | 自分の自由 | ||
子供なし | 共働き | 42.2% | 38.2% | 15.7% | 3.9% |
専業主婦 | 68.0% | 12.0% | 10.0% | 10.0% | |
子供あり | 共働き | 71.2% | 17.8% | 8.7% | 2.3% |
専業主婦 | 73.1% | 19.2% | 7.3% | 0.4% |
子供がいる世帯もいない世帯もおよそ7割の世帯で、給料の全額を家庭に入れているつまり、妻の管理があることがわかりました。
唯一、全額家庭に入れている世帯が半数にも満たなかったのは、共働きで子供がいない世帯ということで、それぞれの財布で生活費を持つスタイルであることがわかります。
また興味深いのは、子供のいない専業主婦の世帯では、サラリーマンの方が自分の自由に使っているという割合が唯一10%となり、ほかの世帯の2倍以上の割合だったことも判明しました。
えのやん!
しかしこの数字を見ていると、子供を持つ家庭での経済的な自由度が低く、家庭・子供を持つことが難しいと考える若い世代が増えているということも、見えてくるのではないでしょうか!
だいちゃん
サラリーマンがお小遣いを稼ぐためにやっていること
ここまで見てきてお小遣いが多くはないということがわかると思いますが、なんとかして少しでもゆとりのある状態にしたいということで、サラリーマンのなんと18%の方が実は副収入があると回答しています。
その金額が平均42,041円とのことですが、詳細を見てみましょう。
お小遣い稼ぎで副収入がある年代別割合と平均金額は下記のとおりです。
20代:24.6% 平均16,292円
30代:18.5% 平均17,297円
40代:17.3% 平均39,266円
50代:11.5% 平均143,894円
お小遣い稼ぎの収入源としては副業としてアルバイトをしたり、20代30代ではギャンブルも上位に入っています。
また支出が増えた際のまかない方については、『お金を増やす』26.2%、『お金を切り詰める』23.3%、『両方』35.2%で、中でも20代サラリーマンの約半数が副業や投資でお金を増やす行動をとっており、この点でほかの年代を圧倒していることも判明しています。
だいちゃん
えのやん!
だいちゃん
えのやん!
サラリーマンのお小遣いは減らすより増やす方法を活用するのがおすすめ
サラリーマンの約7割の方が家庭にお金を入れており、お小遣いの範囲でやりくりするということでしたが、肝心なのは夫婦がきちんとコミュニケーションを取り話し合いの下であることです。
お金の管理はサラリーマンの方がおこなっているという家庭もありますが、どちらを選択するにしても、お金の流れを見える化しておくことでお互いに現実味を持って日々の生活を送れます。
ただそうは言ってもすぐに状況を変えるのは非常に難しく、お小遣いで家計の調整をする家庭も少なくありません。
しかしそれでは長期的にストレスを抱えることにもつながってしまいます。
生涯雇用、年金制度も残念ながら形にならない若い世代を中心に行動を起こしているように、副業(ブログ運営など)や投資でお金を増やすことを考えていくのがお小遣いを増やすには最適で、おすすめの方法です。
まとめ
今回一般的なサラリーマンのお小遣いの状況を知ることができたと思います。
その中で自分自身がどのような生活をしたいかで今後どんな行動をとるべきかもなんとなくわかったと思います。
EnoLoGでは僕自身が副業からブログを始めて独立してセミリタイアするまでに至った考え方や方法をお届けしていきます。