リサイクルショップの買い取り金額が安すぎるのには7つの理由があります。
今回は、買い取りが安すぎる7つの理由と合わせてリサイクルショップを活用するメリットをご紹介します。
「不要な物を売って少しでもお金になればいいな。」
「500円くらいにはなるかな?」
部屋を掃除して大きな袋いっぱいに持ち込んだのに、買い取りが50円⁉安すぎる。とショックを受けた経験がある人は多いかもしれません。
リサイクルショップの買い取りが安すぎる理由を知れば、上手にリサイクルショップを活用でき環境活動にも参加できます。
リサイクルショップの買い取りが安すぎる理由
リサイクルショップの買い取りが安すぎな理由は、店舗によってさまざまです。
代表的な買い取りが安すぎな理由は7つ。
- 買い取り以外のコストがかかっているから
- 買い取りした物全てが売れるわけではないから
- 季節や旬が過ぎているから
- 買い取り対象期間を過ぎているから
- 専門店ではないから
- 需要と供給のバランスが合っていないから
- 傷や汚れがあるから
それぞれの項目を詳しく解説するので、当てはまる項目がないか確認してみてください。
1.買い取り金額以外のコストがかかるから
リサイクルショップを運営するには、買い取り金額以外にもさまざまなコストがかかります。
- 人件費
- 店舗家賃費
- 光熱費
- レジロールや値札などの備品代
- 光熱費
- 処分費
などの費用がかかります。
買い取り金額が安すぎて、馬鹿らしくなたりフリマアプリで売ったりした方が良いと考える人も多いかもしれません。
フリマアプリで売る場合、基本的に手数料以外の費用は不要です。
そのため、必然的に手元に残る金額は大きくなります。
ただし、写真撮影・商品登録・梱包・発送という作業をすべて自分自身で行わなければなりません。
リサイクルショップは、一連の面倒な作業をあなたの代わりに行っていると考えると買い取り金額が安いというのも納得ではないでしょうか。
2.買い取りした物全てが売れるわけではないから
リサイクルショップが買い取りした物は、すべてが店頭に並ぶわけではありません。
理由としては、
- 短い時間での動作確認で問題がなくても、実は壊れていて長い時間動作しなかった
- 動くけれど、電池を入れる部分がサビている
- 必要なパーツの見落とし
- 汚れを掃除する時に破損してしまう
などです。
リサイクルショップは、限られた時間の中で買い取りしなければなりません。
商品が店頭に並べられなければ、買い取り金額を捨ててしまうということになります。
また、店頭に並べていても長い期間売れない商品はセールや値引きされる場合もあります。
3.季節や旬が過ぎているから
季節や旬を過ぎた商品の買い取りも安くなります。
冬服を冬に売っても値段がつきません。
なぜなら、すぐに売れないと在庫として次の夏まで倉庫に保管しなければならないからです。
倉庫に保管するにも、場所が必要なのでコストがかかってしまいます。
また、すでに在庫を処分するために季節物のセールをしている場合も考えられます。
服に限らず、クリスマスツリーなど季節のアイテムは売る時期に工夫が必要です。
需要が高まる1~2ヶ月前に売るのがポイントです。
4.買い取り対象期間を過ぎているから
そもそも買い取り対象期間を過ぎているので、値段がつかないのかもしれません。
店舗によっては、買い取り対象期間が設けられています。
買い取り対象期間を設けている理由は、2つ。
- 古い製品は安全が保証できない可能性がある
- 基本的に家電は新製品の方が性能アップしている
古い製品は、安全が保証できません。
また、家電は新製品の方が性能は良くなっています。
冷蔵庫で考えてみると、新商品の方が冷やす能力が高かったり電気代が安く済んだりします。
リサイクルショップで販売価格が少し安いという理由だけで、性能が悪い商品を購入する人は少数派です。
店舗によって、買い取り対象期間のルールは異なります。
重たい家電を買い取りに持って行ったのに値段もつかず、処分もできずまた持ち帰るのは避けたいものです。
オーディオなど対象外になる場合もあるので、事前に電話で確認しておきましょう。
5.リサイクルショップは専門店ではないから
リサイクルショップは、専門店ではなく一般のお客さんを想定したお店です。
そのため、いくら元値が高額でもニッチな物の買い取りは安くなってしまいます。
例えば、ブランドの奇抜な服や1枚数万円の価値があるのビックリマンシールなどです。
高価な物でもすぐに売れないと考えられる商品に、高額な買い取り金額を支払うというリスクは侵しません。
なぜなら、リサイクルショップは一般のお客さんを想定しているからです。
また、リサイクルショップにはありとあらゆるジャンルの商品が持ち込まれます。
店員には、全ての物に対する商品知識はありません。
ブランド品や1枚数万円から数十万円する高額なカードは、本物かどうかを見分ける真贋鑑定も必要です。
こだわりの品は、専門店に売るのが良いでしょう。
6.需要と供給のバランスが合っていないから
需要と供給のバランスが合っていない物は、買い取り金額が安くなってしまいます。
ダイエットマシンは、流行り始めはある程度の金額で買い取ってもらえるでしょう。
しかし、流行りが終わると徐々に使わなくなる人が増えます。
その結果、買い取りとして持ち込む人が多くなり、在庫として抱えることになります。
つまり、欲しい人が少ないのに売りたい人が多い状態が出来上がってしまうわけです。
需要が少ない=売れる可能性が低い物を在庫として抱えたくありません。
こうして、買い取り金額が安すぎたり値段がつかなかったりという現象が起きてしまいます。
7.傷や汚れがあるから
明らかに傷・汚れ・日焼けなどがあると買い取ってもらえないことは想像がつきます。
しかし、これ以外も傷や汚れに該当し減額の原因となってしまうものがあります。
- 直筆のサイン
- ペットの毛
- たばこの臭い
- 香水、防虫剤の匂い
などです。
直筆のサインは、本当に本人のサインであっても基本的に証明する方法がありません。
むしろ、落書きと同等の扱いを受けてしまう可能性もあります。
ペットの毛や、たばこの臭いも取り除くのが難しく減額の対象です。
いい香りの香水や防虫剤の香りであっても、不快に感じてしまう人は一定数います。
そのため、強い香水や防虫剤の匂いがついた物はそもそも買い取りしてもらえない可能性があります。
リサイクルショップで高く売るコツはない!?
リサイクルショップで高く売るコツは、
- 季節や旬を意識する
- リサイクルショップの中でも専門店に持ち込む
などです。
しかし、季節や旬を意識しても店舗の在庫が多かったり需要がなかったりすると、買い取り金額も期待できません。
あくまでリサイクルショップは、不要な物を処分する場所という位置づけがいいのかもしれません。
どうしても高く売りたい人はフリマアプリを利用する
リサイクルショップは、買い取り金額以外にもさまざまなコストが発生しています。
そのため、どうしても買い取り金額は安くなってしまう傾向にあります。
どうしても高く売りたいという人は、フリマアプリを利用するのも1つの手です。
金額と手間、どちらを優先するのか考えてみるといいでしょう。
リサイクルショップで買い取りを利用するメリット
リサイクルショップのメリットは4つ。
- すぐ現金化できる
- 箱がなくても大丈夫
- 1度にまとめて売れる
- 値段がつかない物も処分してもらえる可能性がある
買い取り金額が安すぎて、ショックを受けたという声が多いリサイクルショップ。
メリットを押さえれば、上手に活用できます。
1.すぐ現金化できる
リサイクルショップの査定は数分から数時間で終了し、現金化できます。
大きな金額は期待できないものの、捨ててしまえば0円です。
あまり期待せずに買い取りに持ち込んだら、意外と買い取り金額が高かったという声があるのも事実。
処分費用をかけずに、あなたのまだ使える不要な物が誰かの役に立つというのは、買い取り金額以上に価値があることではないでしょうか。
服やおもちゃなど店頭で売れない物を、海外に送るという活動を行っている店舗もあります。
2.箱がなくても大丈夫
特に、子どもが遊んだおもちゃは箱がボロボロになりがち。
そもそも箱は捨ててしまったという場合も心配いりません。
箱がなくても、買い取りを行っている店舗もあります。
もちろん、新品に近い箱がある状態の方が買い取り金額は高くなります。
しかし、まだ使える物を箱がないという理由だけで捨ててしまう必要はありません。
また、おままごとセットのお金が1枚欠品しているなど、完品の状態でなくても問題なく使用できるのであれば買い取り可能な店舗もあります。
3.1度にまとめて売れる
リサイクルショップでは、幅広い商品を取り扱っています。
つまり、取り扱っている商品であれば何でも買い取るということです。
掃除をして、不要な物を今すぐ1度にスッキリさせたいという方はリサイクルショップに不用品を持ち込み、今すぐお部屋をスッキリさせましょう。
4.値段がつかない物も処分してもらえる場合がある
雑誌の付録やペットボトルのおまけなど、値段がつかない物も無料で引き取ってもらえる場合があります。
また、店舗によっては海外へ寄付しているので、ボランティア活動に参加できるかもしれません。
ただし、大きな家具や家電は処分料金が必要になります。
処分目的の持ち込みは、当然断られてしまうので注意しましょう。
リサイクルショップはリユースショップ?
リサイクルショップの正しい呼び方は、リユースショップということを知っている人はあまりいらっしゃらないかもしれません。
3R推進協議会ではゴミを減らすための行動である、リデュース・リユース・リサイクルの3Rを推進しています。
多くの人になじみ深いリサイクルとは、不要な物を原材料やエネルギー源として有効利用するということです。
例えば、ゴミとして集められたペットボトルを利用してワイシャツを作るというのがリサイクルです。
リユースは、使用済みの製品や部品を繰り返し使用することを指します。
不要になった服を売り、欲しい人が買って着る。
という製品の形を変えずに、繰り返し利用するのがリユースです。
リデュースは、必要以上に無駄なものを買わない・ゴミを増やさないことです。
マイバッグや水筒を持参するなどが該当します。
まとめ
リサイクルショップの買い取りが安すぎな理由は7つ。
- 買い取り以外のコストがかかっているから
- 買い取りした物全てが売れるわけではないから
- 季節や旬が過ぎているから
- 買い取り対象期間を過ぎているから
- リサイクルショップは専門店ではないから
- 需要と供給のバランスが合っていないから
- 傷や汚れがあるから
リサイクルショップは、買い取り金額はあまり期待できません。
しかし、限りある資源を大切にして、ゴミを減らすという重大な環境問題への取り組みを行い社会に貢献しています。
どうしても高く売りたい物はフリマアプリを利用するのも1つの手です。
あなたの不要な物は誰かの欲しい物。
限りある資源を大切にするために、上手にリサイクルショップを活用しましょう。